会社を設立したときや、代表者が変更になったときなどに、法務局で印鑑カード交付申請を受けるためには印鑑カード交付申請書が必要です。
法務局のウェブサイトにも記載例が掲載されていますが、代理人にお願いする場合の記載例や、記載方法に関する解説がないので、少し迷うことがあります(実務家でも!)。解説してみます。
代理人が印鑑カード交付申請をする場合の記載例(一例)
電話番号:代理人の電話番号になります。
申請人(注2)欄:ここは代理人の情報を記載します。事務所がある場合は事務所名も入れるのが望ましいようです。
委任状「私は,」以下:代理人の住所、氏名になります。注2欄と記載を揃えます。
捺印欄の住所・氏名:
実務家でもやり方が分かれているようです。
①会社住所、会社名、代表取締役〇〇
②代表取締役の個人住所、代表取締役の氏名
のパターンがあります。どちらでもOKのようです。画像では②のパターンにしています。
本人が自ら申請する場合は、注2欄に②の情報を記載するので、個人的には②で良いのではと思っています。会社代表印(会社実印)を押印するのだから、会社の代表者としての記載にすべきで、①が自然だろうという考え方もあります。
捺印欄の印鑑:会社代表印(会社実印)を押印してください。
(※似た書類の「印鑑(改印)届書」は個人の実印を押印しますが、それとは違うので間違えないように。)
用紙はなんでもよい?
法務局に備え付けの用紙を使うのでもよいですし、法務局のWEBサイトからダウンロードしてA4サイズでプリントしたものでもOKです。
なお、Excelの様式が、いわゆる「Excel方眼紙」で、入力がとてもしづらいので、改善していただきたいです…。
様式は↓にあります。
登記事項証明書(商業・法人登記)・印鑑証明書等の交付請求書の様式 :法務局