司栗(しぐり)の由来

はじまりはスターバックス

司法書士試験の追い込みの時期、私は毎朝早起きをして、出勤前にスターバックスコーヒーで勉強をしていました。
登記申請書の「ひな型」と呼ばれる様式を、手続のパターンごとにExcelのまっさらなシートにひたすら打ち込んで体得するという、地味な作業を反復する日々でした。

当時練習帳として使っていたExcel

スターバックスコーヒーではモバイルオーダーというシステムがあります。レジに並ばなくても、スマートフォン上で注文と決済ができ、出来上がるとコールしてくれるシステムです。
スターバックスは洒落ていて、モバイルオーダーのデフォルトのユーザーネームがコーヒーに由来する名前になっていました。
例えば、「ブラジルの3番でお待ちのお客様」「エチオピアの5番でお待ちのお客様」…といったように。

私は休日の朝にコーヒーを挽いて飲むのが好きで、モバイルオーダーのユーザーネームを、好きなコーヒー農園である「シグリ」に設定していました。

毎朝「トールサイズのコーヒーでお待ちのシグリ様、」などと呼ばれるうちに、「シグリ」が名字のように思えてきました。そして、将来、事務所を設立したときは事務所名にしてしまおうと思い立つに至りました。

時代にあった事務所にしたい

士業の事務所名は、「氏名(又は名字)+事務所」が伝統的なスタイルです。
しかし、私は、もし事務所を設立するなら、伝統的なスタイルの事務所は目指さず現代にあったスタイルにしたいと思っていました。
(なお、後に知りましたが、事務所には所属資格者の氏名を表示する義務があり、氏名+事務所は単に伝統的なスタイルというだけでなくその意味で合理的なものだったようです。)

また、自分の名字は自分が知らない先祖がつけたものです。大事なものではありますが、それに過度に縛られる必要はないと思っています。もし、自分が今から名字を自由につけて良いならという観点で考えてこのようにしました。

Sigriとは

事務所名とするにあたって元々のSigriの意味を調べることにしました。どうやらSigriは、特に北インド地方で使われる料理用ストーブ(コンロ)の名称であるようです。古典的・伝統的な道具ながら、今なお一部の地方では重宝されているようで、この点に魅力を感じました。

また、ギリシャにSigri Catsleという小さなお城があるということもわかりました。

Sigri―私は、なぜだかその不思議な音の響きに惹かれました。上に述べたとおり名字のように感じたこと、また独自性をもたせるべく、のちに述べる画数の観点からも検討して、事務所名として漢字表記を採用することにいたしました。

漢字の意味

「司」は、言うまでもなく、司法の司です。役目としてとりおこなうという意味があり、この仕事にピッタリです。

「栗」は、建材として、堅くて重く、腐りにくいという特徴があるそうです。これも、堅実な事務所を目指すという観点からピッタリと考えました。

総画数は、対人関係に優れ、良い出会いに恵まれ、目上の人に引き立てられるとされる15画です。名前を考えるときは画数を慎重に検討しろという亡母の教えに従いました。

事務所代表
岡本有平

(2023.5.一部修正して再公開いたしました。)

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